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年金の損得

年金は払ったら損か得かよく週刊誌に出ているけれど、実際のところどうなのか計算してみたいと思う。
素人なので、間違えているところがあるはずなので指摘していただけるとありがたい。
複雑になるので、以下の計算は今後の支払い分、現時点で昭和27年以降に生まれた人とする。
また、支払保険料は会社負担分を合わせたものとする。これは、マイクロ法人など節税目的で法人を設立した場合、会社で保険料を払っても、結局、自分のふところから出ていくことに変わりないからだ。また、あなたが、サラリーマンの場合でも会社が負担した分も結局、人件費なのだ。あなたの本当の給料は、今の給料に会社負担分の社会保険料を加えたものだと考えてほしい。(これは橘玲の受け売りだ)

さて、本論にいく。


国民年金


A.png

これによれば、全額1年間収めた場合、780,100/40=19,503円増える。
現在の保険料は1年間で16410×12=196,920円
つまり、19.7万円の保険料で2万円年金が増える。つまり約10年で回収できる。

厚生年金

基礎年金分は国民年金と同じ。

B.png

生年月日に応じた率は1。
40年払えば、1,626×1×480=780,480円を1年あたりもらえる。

ただし、上限は480か月。

次は報酬比例部分。

日本年金機構のサイトに計算式がでている。

formula

「これらの計算にあたり、過去の標準報酬月額と標準賞与額には、最近の賃金水準や物価水準で再評価するために「再評価率」を乗じます。」

これをみると、再評価額は0.903のようだ。
また、生年月日に応じた率はこちらでみると5.769。

標準報酬月額は協会けんぽのこちらをみる。
現時点では厚生年金のテーブルの標準報酬月額は88,000円~620,000円。下限以下の場合は88,000円、上限以上の場合は620,000円を適用する。

これで計算ができる。

標準報酬月額×0.903×0.005769×払った月数。

一方、厚生年金保険料は上記の協会けんぽのテーブルを見てもらいたいが、簡単のため料率18.3%(会社負担を含む)で計算する。

無題




表の見方は、1年間の厚生年金保険料(中)払った場合に増える年金額(左)、何年で回収できるか(右)。
たとえば、1年間、月収8.8万円で厚生年金に入れば会社負担合わせて19.3万円保険料を支払う一方、もらえる年金が、定額部分1.9万円+比例部分0.6万円=合計2.5万円だけ増える。

いくつか気づいたこと

①最低の月収8.8万円だと、国民年金保険料(年額19.6万円)より低い保険料で、報酬比例部分約0.6万円余分に年金がもらえる。
さらに、もらえる年金と支払う保険料の比率が約8倍。つまり、8年で元が取れるから、これはかなり、有利な取引だろう。

②定額部分が増えるのは加入年数が40年まで、それ以上加入しても報酬比例部分しか増えない。加入年数が40年が超えて加入する場合は有利な取引になりえない。比例部分と支払保険料の比率は報酬の額によらず、回収するのに35年かかる。取り返すのに100歳まで生きなければいけない。これをみれば、なぜ、政府が高齢者を働かせたいかよくわかる。彼らに厚生年金に入ってもらえば、年金財政にほぼ確実にプラスに働くからだ。

※経過的加算というのがあり。実質的に60歳以上でも加入期間が40年に満たない場合は、定額部分が増えるようだ。どちらにしても、加入期間が40年を超えた場合は報酬比例だけになる。
(ここは正直、よくわからない。たとえば、国民年金10年間(20~30歳)+厚生年金40年間(31~70歳)の場合、基礎年金相当分は合計50年分もらえるのか、40年間の上限になるのか?年金機構の説明だと、厚生年金の定額部分の加入期間は国民年金と合算するとは書かれていないから、この例だと50年分もらえるような気がする)


D.png

「※ 昭和36年4月以前や20歳前、60歳以降の厚生年金保険の被保険者期間については、定額部分の被保険者期間の上限に達していなければ、経過的加算部分に反映することになります。
老齢厚生年金(報酬比例部分)には、被保険者期間の上限がないので全期間が反映します。」

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Author:retire999
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税金、社会保険、資産運用などについて思いついたことを書きます。
素人のチラシの裏に書いたメモですので、正しいかどうかはご自分でご確認ください。

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